足跡

2025.4.2

東京工芸大学芸術学部卒業?立即博赌场_立即博游戏平台-备用网址修了制作展2025~アニメーション学科~

~ アニメーション学科 ~

開催日:2025年2月14(金)~16日(日)
会場:東京工芸大学中野キャンパス

「東京工芸大学芸術学部卒業?立即博赌场_立即博游戏平台-备用网址修了制作展」では、芸術学部(写真、映像、デザイン、インタラクティブメディア、アニメーション、ゲーム、マンガの7学科)と芸術学研究科の学生が各々の個性的な発想を元に、精魂込めて作り上げたメディア芸術作品群が展示されます。未来のメディアアーティストたちの作品をピックアップしてご紹介します。

明日の天気は

アニメーション学科
関根 七香

小学生の男の子「太陽くん」と、不思議なてるてる坊主の物語です。本作は、太陽くんが約束のために悲しみを乗り越えて進んでいくという、小さな成長を主題としていて、観た人の心を動かせるような作品を目指して制作しました。
心理描写やストーリーを分かりやすく伝えるために、演出や背景の色彩などを工夫しています。また、妖精と小学生の男の子がメインとなるので、可愛くメリハリのある動きを意識して作画することで、切なさだけでなく、可愛らしさもある作品となっています。

成る

アニメーション学科
小林 郁偉

私が住める場所や作品を作れば、私がいなくなったとしても安心できる。その考えのもと、自分が何人もいたら卒業制作なんて、簡単にできてしまうのだろう。という想像した頭の中の世界を作品にしました。作品に色々な私を登場させることにより、どれが本心なのか。この私はさっきと同じ人なのか。頭の中の不可解さを映しだしました。
そこで大学3年生までに自分の中に確立した、直線とハイコントラストの世界を舞台にしました。そこにロトスコープを用いることにより、一枚の絵ではなく、アニメーションならではの面白さを表現しました。

逆チョコ

アニメーション学科
井上 皓斗

ある日、森に住んでいるコアラが人間に捨てられたベルを拾った。最初はベルの使い方が分からず、色々試して遊んだが、好奇心に駆られて人間を観察しながら、本来の用途を知り、彼らの動きを真似し始めた。しかしだんだんベルの「音」にコントロールされ、疲れてもその音を聞くと身体が勝手に動くと気づいて、怖がって元の自分を取り戻したい。夜にも巨大なベルの下敷きになる夢を見て、目を覚ましたら、それが風に揺れ葉っぱの音だと意識し、自分の生活している森を思い出した。そして、コアラがそのベルを取り外し、部屋の窓に風鈴として飾りつける。コアラとベルの関係に、ある意味で今まで自分自身の経験を投影していると思う。デジタル技法で童話や絵本のように作り、可愛く癒される物語になる一方で、自分としては新しい環境に入っても本心を見失わないようにしたいという考えを持ち、本作品を制作した。

ボクノスタルジー

アニメーション学科
山口 真輝

幼いころから同じキャラクターが好きで、毎日のように遊んでいた2人の少年。思春期特有のすれ違いや、大人になった今では体験することができないような子供時代の思い出や夢をノスタルジックに描いた作品です。懐かしい音楽を聴いたり、些細なきっかけで昔好きだったものに触れたときに、ふとした瞬間に感じる″懐かしさ″を作品として形にしたいと思い、この作品を制作しました。
どこか儚くて楽しかった"子供時代"をアニメーションとして届けるために、キャラクターの表情や色彩設計にこだわったり、私自身が幼少期に考えたキャラクターを登場させたりして遊び心があるようにしました。

少しだけ 少しずつ

アニメーション学科
鈴木 駿太

アニメ制作の仕事をしている主人公「上野イチゴ」の挑戦と挫折を描いた話です。創作活動をすると言うのは楽しい事だけでなく、辛いことも多く存在するということを自分の経験や考えを通して表現しました。この作品はアニメーションではありますが、リアリティを出すために漫画的な表現を前面的に出すことは避け、人間ドラマを作ることに重点を置きました。自分の得意分野である演出をかなり意識して、登場人物の感情を表現しました。

※所属?職名等は取材時のものです。

アニメーション学科

日本の4年制大学で初めて設置されたアニメーションを多角的に学べる学科。

日本アニメーションの世界への拡大、そして進化をいち早く察知し、他大学に先駆けて誕生したのが本学のアニメーション学科です。コンテンツ産業として、まだまだ拡大の可能性が期待されているアニメーション界を担う、コンテンツクリエイターの育成を行っています。アニメーターのみならず、幅広い産業界に活躍の場を広げていることも特徴です。